【政策提言】任期制自衛官退職時進学支援給付金制度を活用した自衛官の大学入学促進・民間との交流促進

ご署名くださった皆様(大学、日本学術会議)、代表です。用件は1件です。

 まず冒頭に、先日九州地方・北陸地方などを襲った豪雨災害により被災された方々、お亡くなりになられた方々にお見舞いとお悔やみを申し上げます。

 

 また昨日秋田県のJAXA能代試験場で発生したロケットエンジンの爆発事故につきまして、人的被害が皆無だったことに安堵するとともに、原因の追求と再発防止を求めます。そしてこれにより日本の宇宙工学研究が停滞することのないよう願います。イーロン・マスク氏のロケットなど、頻繁に失敗していたのですから、一度・二度の失敗で懲りることのないよう、おおらかな気持ちで行きたいものです。

 本題です。既にtwitterでは情報発信を開始しているのですが、退職自衛官の処遇改善案として、「任期制自衛官退職時進学支援給付金制度」の拡充などをまとめた政策提言をホームページに掲載しました。長文ですが、皆様ご高覧くだされば幸いです。

 

http://liberty-and-science.org/jsdf-veteran

【以下一部抜粋】

 退職自衛官の再就職先として多いのが警備会社や建設会社、運送会社、介護施設などです。派遣社員となる人も多いと聞きます。公務員試験を頑張って消防官や警察官になる人もいますが、多くはありません。いわゆる3K職場であり国防に身を投じてきた若者に対する報いとしては、あまりに貧弱です。自衛隊での知識経験がなかなか活かせる民間企業がないからです。(警備会社や建設会社を悪く言うつもりはありません。私も就職氷河期世代であり警備会社などでアルバイト勤務した経験もあります。私代表は現在もブルーカラー・現業職です)ここで大いに推奨したいのが、退職した任期制自衛官に大学で学んでもらうことです。

 退官後に大学進学をすることで、大幅に知識を増やし、一流企業の総合職に入社することも不可能ではないと考えます。年齢は他の学生より多少回り道しておりますが、軍事に対する見識を理屈でなく体で覚えてきた若い人材は、特に米中対立や経済安全保障、台湾有事なども考慮してBCP・経営を続けなければならない企業にとって視野の広い貴重な人材となり得ます。徴兵制のある中国・韓国企業の同年齢の若い社員から日本企業の社員が「舐められる」ことも少なくなると思います。

 高校からストレートに上がってきた他の学生たちから見ても、世間、特に自衛隊という特殊な世界ですから、良い刺激になるはずです。(なおさらまだまだ日本は社会人大学生が少ないですから)特に理工系に進学すれば、デュアルユース研究も進むでしょう。

 すでに日本では「任期制自衛官退職時進学支援給付金制度」が令和3年から試行されています。退職した任期制自衛官が大学進学した際に資金援助をするものですが、条件が厳しく援助も雀の涙程度です。

https://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/new/img/index/topics/shingaku.pdf

 ・退官後進学し、即応予備自衛官に任官したもので年額27.1万円、予備自衛官任官で年額4.5万円。

 ・支給条件は、①任期満了した日に退職、②予備自衛官・即応予備自衛官に任官、③大学の学部(夜間・通信除く)に在学していること

 特に③は、困難な条件です。高校生ですら大変な大学受験勉強。多忙な部隊勤務の傍ら、細々した休暇を使って受験勉強するか(特に多忙な海上自衛隊の艦艇勤務員は不可能です。予備校にも通えません)、事実上、退官後に実家に戻って受験勉強に専念するしかありません。

 2024年度から生活困窮世帯への大学無償化が始まります。それに準じた手厚い手当が必要と考えます。

 退官後実家に戻らせるか、各種事情で実家に頼れない退官自衛官を一定期間住居補助を与える。その上で、予備校に通う支援金を与える。もちろん予備校への出欠管理をし、やる気を失ったものは資格喪失させる。そうすることで国公立や一流私立大学に入学することもできます。

 少子化・学生減少に悩む大学にとっても、予備校にとっても良い話だと思います。

 ここまで高度化した社会です。防衛省自衛隊も、昔みたいにボイラー技士だとか大型免許だけ与えて世間に放り出すのではなく、大学・あるいは本人の能力意思次第で大学院にまで生かせることで、国防に任じた若者に報いることが大切だと考えます。

【以上引用終了】

 かつて日本の大学では自衛官入学拒否というおぞましい行為をしてきました。

 今後は積極的に自衛隊と大学との垣根を取り払い、学生として受け入れるべきだと考えます。

 長くなりましたが、用件は以上でございます。

末筆で大変恐縮で有り、本当は真っ先に書かねばならないのですが、ウクライナの国民に一日も早い平和と自由がもたらされますよう、ただただ祈るばかりです。

Україна назавжди вільна !

ウクライナは永遠に自由です!

代表

***私たちの仲間にようこそ!心より感謝申し上げます! 

2017年2月12日に活動開始いたしまして6年余りが経過致します。

大学署名累計4,716筆(5/10配信から1筆追加)、日本学術会議署名で累計5,566筆(5/10から1筆 追加)のご署名がありました。

新規にご署名くださった方々、ありがとうございました。ともに闘ってまいりましょう。今後も増やしてまいります!

①「すべての大学は、防衛研究(軍事研究)の自由を保障してください」 

https://www.change.org/Daigaku_Bouei_Kenkyu

②「日本学術会議は防衛研究(軍事研究)禁止声明を撤廃、ガイドライン・倫理規定・審査規定の策定を中止し、全大学に防衛研究の自由を保証するよう勧告してください」

https://www.change.org/Gakujutsukaigi_Bouei_Kenkyu

自由と科学の会  防衛研究の自由を求めます!

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