経産省・防衛装備庁のデュアルユース技術合同推進会

最終更新日: 9月 21, 2024 @ 11:29 AM

経産省と防衛装備庁のデュアルユース技術の合同推進会が発足したと、読売新聞等が2024年の9/18 , 9/19に報道され、防衛装備庁の公式サイトにもリリースされました。

記事等の骨子を説明します。

・経済産業省と防衛省は18日、防衛装備に民間の技術を活用する「デュアルユース(両用)」を促進する新たな枠組みを創設すると正式に発表した。両省は「デュアルユース・スタートアップエコシステム」を設けることで合意した。

・両省は、民間の技術開発を後押しするため、有望な技術を持つ企業には、国立研究所や大学のほか、資金を融資する金融機関、海外の防衛当局や防衛産業との連携を仲介する。設備投資への補助など経産省のスタートアップ支援策も活用する。

・両省発行のpdf資料「デュアルユース・スタートアップのエコシステム構築に向けて」には、「安全保障技術研究推進制度」「橋渡し研究(基礎研究を元に防衛装備品への応用研究をてこ入れ)」「イノベーション研究所(日本版DARPA)」にも言及しています。

「防衛に民間技術」新枠組み デュアルユース 装備開発へ会議創設 2024/09/19 05:00 読者会員限定

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240918-OYT1T50230

先端技術 防衛活用促進へ 政府方針 新興企業 新枠組み 2024/09/18 05:00 読者会員限定

https://www.yomiuri.co.jp/shimen/20240918-OYT9T50066

防衛装備庁公式サイト 防衛産業へのスタートアップ活用に向けた合同推進会

https://www.mod.go.jp/atla/disu_promo_mtg.html

資料:デュアルユース・スタートアップのエコシステム構築に向けて

https://www.mod.go.jp/atla/disu/mtg05_eco_system_r0609.pdf

もはや軍事研究反対とかいう大学・日本学術会議を超えて、日々、デュアルユース技術研究をめぐる環境は変化している、そう驚かされました。