経済安全保障重要技術育成プログラム(防衛装備庁以外のデュアルユース研究助成)

最終更新日: 9月 24, 2024 @ 8:41 PM

東京大学・京都大学・名古屋大学など続々と採択!累計18大学!

国公立大学・私立大学がJSTとNEDO公募の経済安全保障重要技術育成プログラム(通称Kプログラム)に続々と採択されています。(2024.9.24現在)

  • 東京大学
  • 京都大学
  • 名古屋大学
  • 大阪大学
  • 東北大学
  • 九州大学
  • 東京工業大学
  • 千葉大学
  • 神戸大学
  • 名古屋工業大学
  • 東京都立大学
  • 岡山大学
  • 島根大学
  • 山梨大学
  • 公立はこだて未来大学
  • 慈恵医科大学(私立)
  • 金沢工業大学(私立)
  • 静岡理工科大学(私立)

NEDOから公募のあった「ハイブリッドクラウド利用基盤技術の開発」のうち、「半導体・電子機器等のハードウェアにおける不正機能排除のための検証基盤の確立」という項目に、東京大学・神戸大学が採択されています。(2023.6.29発表)

https://www.nedo.go.jp/content/100963089.pdf

続いて10月には、名古屋工業大学・大阪大学がJSTから公募の「空域利用の安全性を高める複数の小型無人機等の自律制御・分散制御技術及び検知技術(公募枠:①小型無人機等の自律制御・分散制御技術、②小型無人機等の検知技術)」にそれぞれ①大阪大学と産総研、②名古屋工業大学が代表研究者として採択されています。(2023.10.31発表)

名古屋工業大学は防衛装備庁禁止、東京大学・大阪大学・神戸大学も防衛装備庁には慎重な姿勢ですので、今後良い方向に波及することを期待します。

https://www.jst.go.jp/pr/info/info1647/pdf/info1647.pdf

令和5年11月には東京大・京都大・東京工業大・九州大・大阪大が、JST募集のKプログラム「生体分子シークエンサー等の先端研究分析機器・技術」に採択されました。

https://www.jst.go.jp/pr/info/info1655/index.html

https://www.jst.go.jp/pr/info/info1655/pdf/info1655.pdf

令和6年4月には京都大学がNEDOより

「高効率・高品質レーザー加工技術の開発/高品質・高出力な半導体レーザー」というテーマで採択されています

https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101734.html

https://www.nedo.go.jp/content/100975370.pdf

 2024/4/22には新たにJSTより発表がされました。名古屋大学・東京都立大学・KEK(高エネルギー加速器研究機構)他、すでに採択実績のある東京大学・大阪大学の教員たちが、新たにK-program(経済安全保障重要技術育成プログラム)に採択されました。

採択テーマは「宇宙線ミュオンを用いた革新的測位・構造物イメージング等応用技術」です。

https://www.jst.go.jp/pr/info/info1686/index.html

https://www.jst.go.jp/pr/info/info1686/pdf/info1686.pdf

NEDOより公募の「長距離物資輸送用無人航空機技術の開発・実証」に金沢工業大学と静岡理工科大学が採択されました。(2024.5.22)

https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101745.html

さらに東北大学と島根大学がNEDO公募の「重希土フリー磁石の高耐熱・高磁力化技術」というテーマで採択されています。(2024.7.25)

https://www.nedo.go.jp/koubo/EF3_100218.html

岡山大学も採択されています。

「脆弱性と不正機能検知によるサプライチェーンセキュリティのリスク評価手法の研究開発(仮称)」 

https://www.jst.go.jp/k-program/program/cyber1.html

「量子技術等の最先端技術を用いた海中(非GPS環境)における高精度航法技術」及び「量子技術等の最先端技術を用いた海中における革新的センシング技術」 公募枠:海中における革新的センシング技術 (2024.8.28発表)

https://www.jst.go.jp/pr/info/info1709/index.html

https://www.jst.go.jp/pr/info/info1709/pdf/info1709.pdf

上記の募集について東北大学が採択されています。

「人工知能(AI)が浸透するデータ駆動型の経済社会に必要なAIセキュリティ技術の確立」  公募枠:①一般研究開発②データ基盤構築支援型研究開発③知識・技術の体系化研究(2024.9.4発表)

https://www.jst.go.jp/pr/info/info1712/index.html

https://www.jst.go.jp/pr/info/info1712/pdf/info1712.pdf

上記の募集について東京工業大学と東北大学が採択されています。

両大学ともすでに実績があり、初採択ではありませんが、防衛装備庁に応募できない分、Kプログラムで重要な研究に携わっていただきたいと思います。

「有事に備えた止血製剤製造技術の開発・実証」(NEDOより2024.9.11リリース)では、千葉大学・山梨大学・慈恵医科大学や企業などが採択されています。

https://www.nedo.go.jp/koubo/EF3_100217.html

「空域利用の安全性を高める複数の小型無人機等の自律制御・分散制御技術及び検知技術」 小型無人機等の自律制御・分散制御技術 (JST 2024.9.20発表)にて、

公立はこだて未来大学 が採択されています。

https://www.jst.go.jp/pr/info/info1716/index.html

https://www.jst.go.jp/pr/info/info1716/pdf/info1716.pdf

続々と旧帝大など、防衛装備庁禁止の大学などが採択されております。以上に名前のない旧帝大の北海道大学は防衛装備庁に既に採択されています。今後も続々と大学からの採択があると思われます。防衛装備庁禁止の緩和につながることを期待します。

(2024.9.24)

止血剤(医学系)も募集開始

止血剤(医学系)のKプログラムもNEDOより募集を開始しました。

https://www.nedo.go.jp/koubo/EF1_100217.html

今までは工学系などが多かったのですが、医学系は珍しく、驚きました。

また「有事に備えた止血製剤製造技術の開発・実証」ということなので、もう台湾沖縄有事が迫っているのか、非常に切迫したものを感じます。

続々と募集テーマのラインナップが増加!現在16件。

現在、総勢16件もの経済安全保障重要技術育成プログラム(K-program)が続々と募集開始です。研究者の皆様方のご応募を期待します。

海洋、航空宇宙、バイオ、サイバーなど

https://www8.cao.go.jp/cstp/anzen_anshin/kprogram.html

Youtube動画にも簡単ですがまとめました

(2023.1.15)

JSTから募集が開始されました!

https://www.jst.go.jp/k-program/koubo/  

経済安全保障重要技術育成プログラム、通称K-program がJSTから無人機に関して2件のテーマを応募開始の模様です!

  • 無人機技術を用いた効率的かつ機動的な自律型無人探査機(AUV)による海洋観測・調査システムの構築
  • 災害・緊急時等に活用可能な小型無人機を含めた運航安全管理技術

(2022.12.5)

NEDOが3テーマ募集開始

https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101597.html

 経済安全保障重要技術育成プログラム、通称K-program がNEDOから3テーマの募集を開始しました

「船舶向け通信衛星コンステレーションによる海洋状況把握技術の開発・実証」に係る公募について

 「光通信等の衛星コンステレーション基盤技術の開発・実証」に係る公募について

 「高感度小型多波長赤外線センサ技術の開発」に係る公募について

(2022.12.5)

経済安全保障重要技術育成プログラム

 出資官庁は経産省・内閣府・文科省などです。「防衛装備庁・安全保障技術研究推進制度」を名指しで禁止された場合は有効な対抗手段と思われます。
 制度設計の途中の段階ですが、将来的に総額5,000億円の基金を用いて、各研究者を公募するとの事です。

第3回経済安全保障重要技術育成プログラムに係るプログラム会議 (2022.8.29)

https://www8.cao.go.jp/cstp/anzen_anshin/program/3kai/3kai.html

経済安全保障重要技術育成プログラム:支援対象とする技術

https://www8.cao.go.jp/cstp/anzen_anshin/program/3kai/sanko2.pdf

航空(無人機や極超音速など)、宇宙(人工衛星など)、海洋(観測など)、サイバー、AI、バイオ、蓄電池など防衛装備庁研究と類似しているいるテーマの技術を公募しています。

以上の内容は、Youtube動画にしております。どうか併せてご視聴ください。