橋渡し研究

最終更新日: 9月 22, 2024 @ 4:54 PM

 「橋渡し研究」は2020年度発足の制度で、安全保障技術研究推進制度や民間技術などを応用し「死の谷」を超えさせて、防衛装備品の実用化に結び付けるものです。

 また防衛装備庁のpdf資料「デュアルユース・スタートアップのエコシステム構築に向けて」のp.29-30にも説明があります。主に防衛装備庁の次世代装備研究所で研究開発が進められているようです。

https://www.mod.go.jp/j/policy/hyouka/rev_gaibu/pdf/2023_01_siryo_053.pdf

以上防衛装備庁資料より抜粋。

〇科学技術の急速な進展を背景として、戦い方の変革が加速している中、民生先端技術の積極的な取り込みや研究開発プロセスに新しい手法を取り込む必要。
〇民生分野で急速に進展する技術や、安全保障技術研究推進制度をはじめとする政府の科学技術投資で得られた基礎研究の成果等の中から、育成対象として選定した技術の調査研究、仮作品の製造等を行う。この活動により、有望な先端技術を発掘、育成、活用し、「死の谷」を越えて装備品の研究開発に適用することで、先端技術を活用した装備品の創出を目標とする。
〇令和2年度より開始した事業であり、国家防衛戦略において「先端技術を防衛目的で活用することが死活的に重要」とされていることから、今後ますます重要度が高まっていく事業である。

資料:デュアルユース・スタートアップのエコシステム構築に向けて

https://www.mod.go.jp/atla/disu/mtg05_eco_system_r0609.pdf

防衛装備庁 次世代装備研究所

https://www.mod.go.jp/atla/jisouken.html

下記の記事にも記述があります。

次世代装備に民間技術 防衛省の共同研究倍増
今年度30件、日立や三菱電機と 2024年3月15日 2:00 読者会員限定

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO79269630V10C24A3MM8000