反対派による抗議への対策

 2024年度の防衛装備庁・安全保障技術研究推進制度にて、大学は代表研究者として7大学8件(北海道大学大学2件および筑波大学、九州工業大学、兵庫県立大学、玉川大学、東海大学それぞれ1件)が採択され、その他名前の出ていない共同研究の分担研究者として4件が採択されました。

 応募数に至っては大学からの応募は44件と2023年度の23件、2022年度11件に比べて激増しました。また、九州工業大学、兵庫県立大学は同制度への応募採択は初めてです。他の大学の方針転換に波及することを期待します。

http://liberty-and-science.org/archives/3159

https://www.mod.go.jp/atla/funding/kadai/r06kadai.pdf

 反対派の抵抗・抗議活動も予想される中、各大学の先生方・大学執行部の勇気ある英断を賞賛させていただきます。

 ただ心配なのは、反対派の抗議活動により先生方がご迷惑を被ることや、最悪の場合、かつて2018年に北海道大学であったように研究を途中放棄させられることです。

 反対派の団体とは「軍学共同反対連絡会」および横の連携がある各種団体です。

 軍学共同反対連絡会  http://no-military-research.jp

「軍事研究に関わるべきではないと判断」北海道大学 防衛省の資金を辞退   2018年6月8日

https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/5336.html

 2018年に北海道大学の研究を放棄に追い込んだ北海道内の大学教員・労組・市民団体の連合体がいました。

https://megalodon.jp/2023-0201-0618-49/https://www.facebook.com:443/peace.hokkaido/posts/1311615912280799

 上記のような反対派団体が2017年から北海道大学執行部に執拗に面会を求め圧力をかけていました。北見工業大学執行部の方々には、これらの予想される圧力に屈することなく、毅然とした対応と、学問の自由を守り抜いていただくことを期待いたします。

 もちろん、令和6年度採択大学にも抗議が押し寄せることが考えられます。

 以下に、反対派の予想される抗議手段および、それに対しての各大学の対応を列挙しておきます。また最後に、参考資料を添付しておきます。

 基本的には「学内審査の結果、民生・基礎研究であり、軍事研究ではないと判断した。」と毅然と突っぱねれば大丈夫です。

 こちらを以上7大学、および今後応募を考えていらっしゃる大学、および既に採択され抗議を受けている大学のご参考になれば幸いです。

①反対派の抗議手段(例)

・研究撤回を求めて署名活動を始める(筑波大学の例)

http://chng.it/2NHGVyfCFp

・受託した研究者個人の名前・連絡先を晒し、抗議のメッセージを集団で送る(筑波大学の例)

・大学執行部にメール・書面を送る。面会を求め、質問状を手渡す

 多くの大学にて行われ、恐らく各大学にいる反対派の内通者(教員・元教員・労組など)が手引きしています。

 メールで面会を求めたが千葉工業大学のように一蹴された例もあります。

 玉川大学は代理人弁護士を通じ、一切の回答などを拒否しました。

 筑波大学については後期入試前日に面会に押しかけられました。

・地元マスコミに批判的な記事を書かせる

・地元で講演会・抗議集会を開き、マスコミに取材させる(玉川大学付近での講演会)

・キャンパス内にて演説・ビラ配り等、学内掲示板への文書掲示の活動

 岡山大学などで散発的に行われています。

②各大学の対応(例)

 以下各資料は軍学共同反対連絡会のホームページより

<<大阪公立大学からの返答 ニュースレターNo.86 p.4-p.6>>

<<北海道大学・熊本大学・北見工業大学(大阪公立大は返答拒否)への抗議と大学側からの返答 ニュースレターNo.85  p.3-p.6>>

<<北海道大学が応募を2023年に再度解禁    ニュースレターNo.76   p.6~p.8>>

<<北海道大学  2018年に研究を途中放棄  ニュースレターNo.23   p.1~p.2>>

<<北海道大学への2017年・反対派諸団体の抗議 ニュースレターNo.17   p.7~p.8>>

<<千葉工業大学は面会拒否   千葉工業大学への質問状   p.4>>

<<玉川大学が代理人弁護士を通じ応対拒否  ニュースレターNo.71   p.3>>

<<筑波大学が解禁・採択 3/11(後期入試前日)に訪問受ける  ニュースレターNo.42   p.1~p.11>>

<<豊橋技術科学大学の回答   ニュースレターNo.80   p.5~p.6>>

<<岡山大学の回答  ニュースレターNo.61   p.4>>

<<東海大学の回答  ニュースレターNo.52   p.5>>

<<山口大学 対応拒否ののち回答  ニュースレターNo.38   p.8>>

<<山口大学 対応拒否  ニュースレターNo.37   p.3>>

<<大阪市立大学の回答  ニュースレターNo.39   p.3~p.5 >>

<<国大協の回答  ニュースレターNo.45   p.1~p.2>>

反対派による抗議活動・大学の被害

 ※②で既に紹介しているものを除く

<<筑波大学への抗議署名  ニュースレターNo.41   p.4~p.5>>

<<筑波大学採択教員の個人名・連絡先を晒す  ニュースレターNo.39  p.2>>

<<岡山大学と自衛隊との共同防災訓練中止申し入れ  ニュースレターNo.72   p.6>>

<<玉川大学付近での抗議講演会  ニュースレターNo.69   p.7>>

<<宇都宮大学への申し入れ  ニュースレターNo.62   p.7>>

<<大分大学の抗議文(市民団体)  ニュースレターNo.60  p.8>>

<<国大協への質問状  ニュースレター  No.43   p.1~p.2>>

<<岡山大学内での街宣活動  ニュースレターNo.40   p.12>>

<<山口大学への再度申し入れ  ニュースレターNo.40   p.11>>

<<山口大学への申し入れ  ニュースレターNo.36   p.5>>

参考資料

<<軍学共同反対連絡会 公開メンバーリスト>>

以上