大学外防衛研究拠点(オフキャンパス構想)

防衛力強化の有識者会議 大学外に研究拠点「オフキャンパス構想」の提言

政府の有識者から、大学外に拠点を設け、企業・大学研究者と兼務しながら防衛研究に従事してもらう構想が提言された模様です。

[スキャナー]防衛力で有識者会議、研究の産官学連携促す…世界の潮流から出遅れ (2022.10.21 読売新聞朝刊) 会員限定記事

https://www.yomiuri.co.jp/pluralphoto/20221020-OYT1I50171/

>防衛力強化に向けた20日の有識者会議では、先端科学技術研究の安全保障分野への積極活用がメンバーから提案された。民生と軍事の双方で活用できるデュアルユース(両用)の研究に産官学が連携して取り組むのが世界の潮流だが、日本は協力体制の構築で出遅れているためだ。

>ただ、日本では、大半の先端研究と防衛分野が切り離されたままだ。 大学などの学術界を中心に防衛分野への参画に忌避感が根強いことが背景にある。

>こうした状況を打破する鍵となり得るのが、この日、有識者から提案があった大学の外に研究拠点を設ける「オフキャンパス構想」だ。大学とポストを兼務したり、企業に勤めたりしている研究者を募り、防衛分野に役立つ研究に専念できる環境を作る狙いがある。米国などで活用されている仕組みで、外国人留学生も多い大学から離れた場を設け、機微情報に触れる権限を与える「セキュリティー・クリアランス(適性評価)」の確保や情報管理がしやすくなる利点もある。政府内では、宇宙航空研究開発機構( JAXAジャクサ )や理化学研究所などの国立研究開発法人を拠点とする案が出ている。

この「オフキャンパス構想」は非常に驚くべき、我々にとってはぜひとも実現してほしい構想です。

防衛装備庁新研究機関、そしてこのオフキャンパス構想。大学の防衛研究問題を大きく進展させる可能性を持っていますし、是非とも実現してほしいです。我々の戦略が根本から変わります。

そして反対派や日本学術会議の動きにもより一層警戒が必要です。今後も情報収集を頑張ってまいります。