大学などの防衛研究に賛成83% 反対15% 内閣府最新世論調査

ご署名くださった皆様(大学、日本学術会議)、代表です。

用件は1件です。掲題の通り、内閣府最新世論調査で、「大学などの防衛研究に賛成83% 反対15%」という結果が出ました。

「自衛隊・防衛問題に関する世論調査」の概要 令 和5年3月 内閣府政府広報室 

https://survey.gov-online.go.jp/r04/r04-bouei/gairyaku.pdf

p.49に以下のような設問があります。

科学技術の防衛用途への転用について

(1)先進的な科学技術の防衛用途への活用の賛否

問 22. あなたは、大学などの研究機関や民間企業などの先進的な科学技術を防衛用途で活用するとしたら、賛成しますか、反対しますか。(〇は1つ)(令和4年 11 月)

賛成(小計) 83.6%

・賛成 41.7%

・どちらかといえば賛成 41.9%

反対(小計) 15.1%

・どちらかといえば反対 10.7%

・反対 4.4%

実に83%以上の国民が大学・研究機関・民間企業などの防衛研究に賛成してくれているという状況になりました。R4年11月の結果ですが、これが現在大きく変わることは無いでしょう。

 世論は大きく変わりました。さて、大学や日本学術会議は変わるのでしょうか?

 いつまで世論から遊離した美辞麗句に逃げ込むつもりでしょうか?

 今後とも引き続き世論の後押し・追い風を受け、我々の活動につなげていきます。

用件は以上でございます。

末筆で大変恐縮で有り、本当は真っ先に書かねばならないのですが、ウクライナの国民に一日も早い平和と自由がもたらされますよう、ただただ祈るばかりです。

Україна назавжди вільна !

ウクライナは永遠に自由です!

代表

***私たちの仲間にようこそ!心より感謝申し上げます! 

2017年2月12日に活動開始いたしまして間もなく6年が経過致します。

大学署名累計4,713筆(先々月1/23配信から1筆追加)、日本学術会議署名で累計5,467筆(前々回2/20配信から1筆追加)のご署名がありました。

新規にご署名くださった方々、ありがとうございました。ともに闘ってまいりましょう。今後も増やしてまいります!

①「すべての大学は、防衛研究(軍事研究)の自由を保障してください」 

https://www.change.org/Daigaku_Bouei_Kenkyu

②「日本学術会議は防衛研究(軍事研究)禁止声明を撤廃、ガイドライン・倫理規定・審査規定の策定を中止し、全大学に防衛研究の自由を保証するよう勧告してください」

https://www.change.org/Gakujutsukaigi_Bouei_Kenkyu

自由と科学の会  防衛研究の自由を求めます!

ホームページ  http://liberty-and-science.org/

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日米共同声明とデュアルユース研究の推進

ご署名くださった皆様(大学、日本学術会議)、代表です。

用件は1件です。

前回1/11に配信しました「軍民デュアルユース連携、13日の日米首脳会談で合意!? 」の続報です。

http://liberty-and-science.org/archives/2609

皆様も報道等でご承知の通り、欧米歴訪中の岸田総理と米国バイデン大統領との間で日米共同声明が現地時間1月13日(日本時間14日未明)に発表されました。

原文・公式文書は、外務省のホームページでご確認ください。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100446134.pdf

マスコミ各紙は

「日米、台湾念頭に対処力向上 『日本防衛に全面関与』」(日本経済新聞)

「日米首脳会談、日本の防衛力強化をバイデン大統領が称賛-共同声明」(Bloomberg)

「日米首脳会談で共同声明 安保3文書改定『日米関係を現代化する』」(朝日新聞)

等、もちろんトップニュースです。内容は各紙でご覧いただければと思います。

我々の最大の関心事はもちろんデュアルユース研究、防衛研究を巡る政策です。

これに関しては前回1/11に配信した読売新聞の記事があります。

軍民デュアルユース連携、日米首脳会談で一致へ…日本の民生技術で抑止強化

2023/01/11  読売新聞 (公開記事のため各自ご覧ください)

https://www.yomiuri.co.jp/world/20230110-OYT1T50306/

その他に、1/13付の毎日新聞夕刊記事で興味深いものがありました。

極超音速兵器迎撃 日米が共同開発へ

2021/1/13 毎日新聞 東京夕刊 (有料記事)

https://mainichi.jp/articles/20230113/dde/001/010/026000c

・訪米中の浜田靖一防衛相は12日、米国のオースティン国防長官と会談し、極超音速兵器を迎撃するシステムの開発に向けて、耐熱性が高い素材技術や試験環境に関する共同研究を開始することで一致

・安全保障関連の先端技術分野で協力を加速させる方針で一致し、無人機の自律型システムや、敵の無人機に高出力マイクロ波を照射して故障させたり機能停止させたりする技術に関して、日米の共同研究を視野に協力を進めることも確認

概要は以上です。

先述の外務省の声明原文には、こんな一文があります。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100446134.pdf

「豪州及びインドと共に、我々は、日米豪印が、国際保健、サイバーセキュリティ、気候、重要・新興技術、 海洋状況把握において成果を出すこと等により、地域に具体的な利益をもたら すことにコミットした善を推進する力であり続けることを確保する。」

こうして、緊迫化の度合いを進める世界情勢を背景に、日米や他の諸国が連携してデュアルユース研究・防衛研究には本格的に腰を入れていく流れとなっています。

懸念事項としては、もちろん日本学術会議、そして各大学がどのような動きをしてくるか、です。

今回の重要情報は以上です。追伸として、昨日また動画をアップしましたのでご報告します。各自ご視聴くださればと思います。

日本学術会議 第三者委員会等、政府による改革案

用件は以上でございます。

末筆で大変恐縮で有り、本当は真っ先に書かねばならないのですが、ウクライナの国民に一日も早い平和と自由がもたらされますよう、ただただ祈るばかりです。

Україна назавжди вільна !

ウクライナは永遠に自由です!

代表

***私たちの仲間にようこそ!心より感謝申し上げます! 

2017年2月12日に活動開始いたしまして間もなく6年が経過致します。

大学署名累計4,711筆(前々回1/11配信から1筆追加)、日本学術会議署名で累計5,464筆(今月1/7配信から1筆追加)のご署名がありました。

新規にご署名くださった方々、ありがとうございました。ともに闘ってまいりましょう。今後も増やしてまいります!

①「すべての大学は、防衛研究(軍事研究)の自由を保障してください」 

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②「日本学術会議は防衛研究(軍事研究)禁止声明を撤廃、ガイドライン・倫理規定・審査規定の策定を中止し、全大学に防衛研究の自由を保証するよう勧告してください」

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軍民デュアルユース連携、13日の日米首脳会談で合意!? 

ご署名くださった皆様(大学、日本学術会議)、代表です。

用件は1件です。

掲題の通り、日米政府間で軍民デュアルユース技術の連携に乗り出し、13日の日米首脳会談で一致する見通しとのことです。その日に共同声明などを出すのでしょう。現在岸田総理大臣は欧米を歴訪中ですが、それに併せての動きです。

今朝の読売新聞で報道されました。

軍民デュアルユース連携、日米首脳会談で一致へ…日本の民生技術で抑止強化

2023/01/11  読売新聞 (公開記事のため各自ご覧ください)

https://www.yomiuri.co.jp/world/20230110-OYT1T50306/

以下概要です。

・日米政府間で軍民デュアルユース技術の連携に乗り出し、1月13日の日米首脳会談にて一致する見通し。複数の日米政府筋が明らかにした。日米首脳間でデュアルユース推進を確認するのは初となる。

・日本では日本学術会議や大学などがデュアルユース研究に後ろ向きだが、日本政府は昨年12月策定の国家安全保障戦略で「官民の先端技術研究の成果の、防衛装備品への積極的な活用」を掲げるなど、方針転換を図ろうとしている。

・日米間では主に無人機、AI、量子技術での協力が想定されている。無人機については、日英伊が共同開発する次世代戦闘機を支援する一体運用の無人機の共同研究で合意する見通し。

・日本の防衛装備庁と、米国国防総省傘下のDARPA(国防高等研究計画局)、 DIU(国防イノベーションユニット)との連携も見込まれる

概要としては以上です。13日の日米首脳会談やその後の共同声明での内容を中止したいと思います。

用件は以上でございます。

末筆で大変恐縮で有り、本当は真っ先に書かねばならないのですが、ウクライナの国民に一日も早い平和と自由がもたらされますよう、ただただ祈るばかりです。

Україна назавжди вільна !

ウクライナは永遠に自由です!

代表

***私たちの仲間にようこそ!心より感謝申し上げます! 

2017年2月12日に活動開始いたしまして間もなく6年が経過致します。

大学署名累計4,711筆(前回1/8配信から1筆追加)、日本学術会議署名で累計5,464筆(前々回1/7配信から1筆追加)のご署名がありました。

新規にご署名くださった方々、ありがとうございました。ともに闘ってまいりましょう。今後も増やしてまいります!

①「すべての大学は、防衛研究(軍事研究)の自由を保障してください」 

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②「日本学術会議は防衛研究(軍事研究)禁止声明を撤廃、ガイドライン・倫理規定・審査規定の策定を中止し、全大学に防衛研究の自由を保証するよう勧告してください」

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【続報】防衛力強化の有識者会議 大学外に研究拠点「オフキャンパス構想」の提言

ご署名くださった皆様(大学、日本学術会議)、代表です。

一昨日10/19に配信しました、「【朗報】防衛装備庁に新研究機関発足 大学・企業・研究機関等の技術を活用へ」の後追い記事が読売新聞から出ました。

会員限定記事です。購読者でない方は今日中ならコンビニ等で買えるかもしれません。一部のみ抜粋します。

******************************

[スキャナー]防衛力で有識者会議、研究の産官学連携促す…世界の潮流から出遅れ (2022.10.21 読売新聞朝刊) 会員限定記事

https://www.yomiuri.co.jp/pluralphoto/20221020-OYT1I50171/

>防衛力強化に向けた20日の有識者会議では、先端科学技術研究の安全保障分野への積極活用がメンバーから提案された。民生と軍事の双方で活用できるデュアルユース(両用)の研究に産官学が連携して取り組むのが世界の潮流だが、日本は協力体制の構築で出遅れているためだ。

>ただ、日本では、大半の先端研究と防衛分野が切り離されたままだ。 大学などの学術界を中心に防衛分野への参画に忌避感が根強いことが背景にある。

>こうした状況を打破する鍵となり得るのが、この日、有識者から提案があった大学の外に研究拠点を設ける「オフキャンパス構想」だ。大学とポストを兼務したり、企業に勤めたりしている研究者を募り、防衛分野に役立つ研究に専念できる環境を作る狙いがある。米国などで活用されている仕組みで、外国人留学生も多い大学から離れた場を設け、機微情報に触れる権限を与える「セキュリティー・クリアランス(適性評価)」の確保や情報管理がしやすくなる利点もある。政府内では、宇宙航空研究開発機構( JAXAジャクサ )や理化学研究所などの国立研究開発法人を拠点とする案が出ている。

**************************

この「オフキャンパス構想」は非常に驚くべき、我々にとってはぜひとも実現してほしい構想です。

一昨日の防衛装備庁新研究機関、そしてこのオフキャンパス構想。大学の防衛研究問題を大きく進展させる可能性を持っていますし、是非とも実現してほしいです。我々の戦略が根本から変わります。

そして反対派や日本学術会議の動きにもより一層警戒が必要です。今後も情報収集を頑張ってまいります。

今後ともよろしくお願いいたします。

本当は色々水面下で動いておりますが、皆様方にご報告できるのはおそらくあともう少々かかるかと思います。

また末筆で大変恐縮で有り、本当は真っ先に書かねばならないのですが、ウクライナの国民に一日も早い平和と自由がもたらされますよう、ただただ祈るばかりです。

Україна назавжди вільна !

ウクライナは永遠に自由です!

代表

***私たちの仲間にようこそ!心より感謝申し上げます! 

2017年2月12日に活動開始いたしまして6年弱が経過しました。

大学署名累計4,695筆(先月9/21配信から2筆追加)、日本学術会議署名で累計5,457筆(前々回10/6配信から3筆追加)のご署名がありました。

新規にご署名くださった方々、ありがとうございました。ともに戦ってまいりましょう。今年も増やしてまいります!

①「すべての大学は、防衛研究(軍事研究)の自由を保障してください」 

https://www.change.org/Daigaku_Bouei_Kenkyu

②「日本学術会議は防衛研究(軍事研究)禁止声明を撤廃、ガイドライン・倫理規定・審査規定の策定を中止し、全大学に防衛研究の自由を保証するよう勧告してください」

https://www.change.org/Gakujutsukaigi_Bouei_Kenkyu

自由と科学の会  防衛研究の自由を求めます!

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【朗報】防衛装備庁に新研究機関発足 大学・企業・研究機関等の技術を活用へ

ご署名くださった皆様(大学、日本学術会議)

代表です。ウクライナ戦争は日々苛烈を極め、言葉になりません。

今朝、驚く朗報が入ってまいりました。防衛装備庁が日本版DARPAとも言える研究機関を防衛装備庁傘下に2024年度から新設させるとのことです。

詳細は以下記事を読んでいただければと思います。

我々にとっては非常な朗報であるし、国にとっても防衛研究は喫緊の課題です。

これに対し、反対派や日本学術会議がどう対抗してくるか、注視せねばなりません。

また、我々の戦略も根本から変わり、複雑化します。今後も情報収集を頑張ってまいります。

防衛装備庁に新研究機関、先端の民生技術を活用へ…AIや無人機など重点支援

 (2022/10/19 05:00 読売新聞) 一部抜粋、公開記事ですので各自お読みください

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20221019-OYT1T50002/

>政府は、先端の民生技術を防衛分野で活用するため、2024年度にも防衛装備庁に研究機関を新設する方針を固めた。AI(人工知能)や無人機など、今後の戦い方を左右する技術研究を発掘し、財政支援する。軍事と民生双方で活用できる先端技術の「デュアルユース(両用)」の研究を装備品開発につなげる狙いだ。

>新研究機関は、大手から新興まで広範な企業や研究機関、大学などを対象に中長期的な研究費の支援を行う方向だ。公募のほか、研究機関側から支援を打診することも想定する。将来的には、年1兆円規模の支援を目指す。

 装備庁には、民間研究に助成する「安全保障技術研究推進制度」があるが、予算は年100億円程度だ。期間も2、3年に限定されることが多く、目立った成果は上がっていない。新研究機関では、さらに長期間にわたる支援を想定している。

 重点的な支援対象とするのがAIや無人機関連に加え、量子技術、電磁波などだ。いずれも将来の戦い方を変える「ゲームチェンジャー」になり得る分野で、米中が激しく優位性を争っている。日本も、技術開発に注力し、日米同盟の抑止力強化につなげたい意向だ。

 具体的な支援では、装備庁の技官が新研究機関で、研究計画の 進捗や予算、品質管理などに責任を持つプロジェクトマネジャー(PM)のような形で関わり、必要な助言を行う。PM役の一部は民間登用も検討する。技官らは「目利き役」として早期の実用化を見込める研究を探して同庁に支援を要請したり、量産に向けて大手防衛産業企業との間を橋渡ししたりする役割も担う。

****以上一部引用終了*****

今後ともよろしくお願いいたします。

本当は色々水面下で動いておりますが、皆様方にご報告できるのはおそらくあともう少々かかるかと思います。

また末筆で大変恐縮で有り、本当は真っ先に書かねばならないのですが、ウクライナの国民に一日も早い平和と自由がもたらされますよう、ただただ祈るばかりです。

Україна назавжди вільна !

ウクライナは永遠に自由です!

代表

***私たちの仲間にようこそ!心より感謝申し上げます! 

2017年2月12日に活動開始いたしまして6年弱が経過しました。

大学署名累計4,695筆(先月9/21配信から2筆追加)、日本学術会議署名で累計5,457筆(前回10/6配信から3筆追加)のご署名がありました。

新規にご署名くださった方々、ありがとうございました。ともに戦ってまいりましょう。今年も増やしてまいります!

①「すべての大学は、防衛研究(軍事研究)の自由を保障してください」 

 

https://www.change.org/Daigaku_Bouei_Kenkyu

②「日本学術会議は防衛研究(軍事研究)禁止声明を撤廃、ガイドライン・倫理規定・審査規定の策定を中止し、全大学に防衛研究の自由を保証するよう勧告してください」

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9/1発売の月刊正論に良記事 & 軍事研究関連書籍紹介 3冊

ご署名くださった皆様。(大学、日本学術会議)、代表です。

昨今、コロナウイルス感染者が急増しており厳しい状況が続いております。
どうか皆様、体調にご留意ください。

代表です。暑さはだいぶ緩んでまいりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

用件は1件です。雑誌・書籍を3冊ご紹介したいと思います。

1冊目。掲題の通り、9/1発売の月刊正論に防衛研究の良記事が掲載されておりますので紹介します。

『月刊正論2022年10月号』
▼押上進翔/軍民両用研究禁じる科学者たちの欺瞞

https://www.fujisan.co.jp/product/1482/new/

投稿したのは勤務先の大学では防衛装備庁研究が禁止された大学の教員の様です。
記事内では反対派・軍学共同反対連絡会の悪辣な所業だけでなく、彼らが理論の拠り所としている「研究倫理に防衛研究禁止を混ぜ込む」ことや、資金の出所で判断することの論理的な強引さや奇怪さを、簡潔かつ的確な理論で論破しています。

ご署名・ご支援してくださった皆様方だけでなく、ブログを覗き見ているであろう反対派・軍学共同反対連絡会の諸氏にもご覧いただきたいと思います。

また、この押上先生なる方は存じ上げませんが、こちらの意図とは別に、同時多発的に学問の自由を取り戻す自発的な動きが持ち上がっていることに大変心強さを感じます。
この場を借りて押上先生に御礼申し上げます。

2冊目。
『軍事研究を哲学する』(出版:昭和堂、出口 康夫 編・大庭 弘継 編)

http://www.showado-kyoto.jp/book/b606561.html

軍事研究やデュアルユース、軍民・善悪について、共著仲間と様々な角度からよくここまで突っ込んで調べた、という感じの議論を尽くしており、デュアルユース研究などについて非常に参考になります。大庭先生は議論を尽くすため様々なワークショップも主宰されたようで、非常な熱意を感じます。

https://kdb.iimc.kyoto-u.ac.jp/profile/ja.2d1e6db2517628bf.html#display-items_academic–social-contribution

この先生や共著者はデュアルユース研究について、どちらかというと中立的、あるいは我々とは違う立場の意見も述べており、議論の幅が広がります。

こちらも同様に、賛成してくださる皆様方だけでなく、反対派・軍学共同反対連絡会の諸氏にもご覧いただきたいと思います。

3冊目。

『月刊正論 2021年4月号』【特集】軍事忌避の異常
            
匿名対談 現役学者が告発 軍事研究禁止の実態        
大学はこうやって軍事研究を禁じる(リスト付き)

https://www.fujisan.co.jp/product/1482/b/2084639/

こちらは過去にもご紹介しましたが、改めて告知します。

当会でも何度も取り上げました。有村治子参議院議員が今年4月に日本学術会議事務局長から「2017年声明はデュアルユース研究を禁止するものではない」という決定的答弁を引き出しましたが、

その中でもこの月刊正論2021年4月号は国会質問の参考資料として使用されています。

匿名対談として勇気ある二名の大学の先生方が、生々しい防衛研究禁止の実態を告発してらっしゃいます。
また、各大学の禁止などのリストも掲載しております。
こちらも、縁もゆかりもありませんが、全国で同時多発的に行動してくださった、2名の先生方の勇気に敬意を表したいと思います。

どうか、こちらもまだの方はご覧ください。

今回の配信は以上です。

今後ともよろしくお願いいたします。

本当は色々水面下で動いておりますが、皆様方にご報告できるのはおそらくあと数か月かかるかと思います。

また末筆で大変恐縮で有り、本当は真っ先に書かねばならないのですが、ウクライナの国民に一日も早い平和と自由がもたらされますよう、ただただ祈るばかりです。

Україна назавжди вільна !

ウクライナは永遠に自由です!

代表

***私たちの仲間にようこそ!心より感謝申し上げます! 

2017年2月12日に活動開始しまして5年以上が経過しました。

大学署名累計4,693筆回8/26配信から14筆追加)、日本学術会議署名で累計5,448筆(前回8/26配信から3筆追加)のご署名がありました。

新規にご署名くださった方々、ありがとうございました。ともに戦ってまいりましょう。今年も増やしてまいります!

①「すべての大学は、防衛研究(軍事研究)の自由を保障してください」 
 

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②「日本学術会議は防衛研究(軍事研究)禁止声明を撤廃、ガイドライン・倫理規定・審査規定の策定を中止し、全大学に防衛研究の自由を保証するよう勧告してください」

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極超音速エンジン試験成功 防衛装備庁・安全保障技術研究推進制度を活用

ご署名くださった皆様。(大学、日本学術会議)、代表です。
昨今、コロナウイルス感染者が急増しております。
欧米で猛威を振るっているサル痘の日本への侵入も心配です。

用件は1件です。
極超音速型エンジンの開発に大きな一歩です。
本日未明、JAXAが極超音速エンジンの観測ロケット打ち上げに成功し、データ解析も進んでいるようです。

これはJAXAが防衛装備庁・安全保障技術研究推進制度の資金を活用したもので、反対派の妨害やマスコミの世論工作に負けず、よくここまで出来たものです。

本当はこれに各大学が連携して重層的な研究を重ね、中露に大きく遅れている我が国の極超音速技術の加速を期待したいところです。

極超音速型エンジン開発へ、観測ロケット打ち上げ成功…「宇宙輸送での実用化につなげたい」
2022/07/24 (読売新聞・公開記事)

https://www.yomiuri.co.jp/science/20220724-OYT1T50046/

>打ち上げ後に記者会見したJAXA研究開発部門の超音速燃焼飛行試験チームの谷香一郎・チーム長は「必要なデータが収集できたのでこれから分析していく。未来の宇宙輸送での実用化につなげたい」と話した。

とのことで、今後のデータ解析に期待したいところです。
また、今後も安全保障技術研究推進制度に各大学・研究機関の応募が増えてほしいところです。

用件は以上です。

今後ともよろしくお願いいたします。

本当は色々水面下で動いておりますが、皆様方にご報告できるのはおそらくあと数か月かかるかと思います。

また末筆で大変恐縮で有り、本当は真っ先に書かねばならないのですが、ウクライナの国民に一日も早い平和と自由がもたらされますよう、ただただ祈るばかりです。

Україна назавжди вільна !

ウクライナは永遠に自由です!

代表

***私たちの仲間にようこそ!心より感謝申し上げます! 

2017年2月12日に活動開始しまして5年以上が経過しました。
大学署名累計4,607筆(前々回7/15配信から1筆追加)、日本学術会議署名で累計5,411筆(前々回7/15配信から1筆追加)のご署名がありました。

新規にご署名くださった方々、ありがとうございました。ともに戦ってまいりましょう。今年も増やしてまいります!

①「すべての大学は、防衛研究(軍事研究)の自由を保障してください」 
 
https://www.change.org/Daigaku_Bouei_Kenkyu

②「日本学術会議は防衛研究(軍事研究)禁止声明を撤廃、ガイドライン・倫理規定・審査規定の策定を中止し、全大学に防衛研究の自由を保証するよう勧告してください」
  
https://www.change.org/Gakujutsukaigi_Bouei_Kenkyu

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月刊Wedgeに安全保障・防衛研究の特集 & 政府が経済安保20技術を絞り込み・研究者の公募

ご署名くださった皆様。(大学、日本学術会議)、代表です。
昨今、またコロナウイルス感染者が急増しております。

用件は2件です。

1件目。月刊Wedege 8月号(7/20発売)にて安全保障・防衛研究の特集が組まれました。

https://wedge.ismedia.jp/list/wedge

歪んだ戦後日本の安保観 改革するなら今しかない・防衛費倍増の前にすべきこと
文・インタビュー 先﨑彰容、グラント F・ニューシャム、冷泉彰彦、篠田英朗、佐藤 謙、大澤 淳、古谷知之、千々和泰明、藤城 眞、編集部

一般書店では購入できず、amazon,rakutenなどの通販で購入できます。

https://wedge.ismedia.jp/list/store-book?uid=62ccd7aa7765615466000000

一部記事はネットでも無料で読めます

軍事研究反対を貫く学術会議 国から「真の」独立果たす時

https://wedge.ismedia.jp/articles/-/27331

上記記事が防衛研究の問題と日本学術会議、そして実行部隊の軍学共同反対連絡会に関する詳細な記事が載っています。

そして、軍学共同反対連絡会、いわばアカデミアの「しばき隊」とも言える連中の卑劣な所業も余すことなく書かれています。

どうか皆様、お読みになってみてください。

2件目。政府が経済安全保障の重要な20の技術を絞り込み・研究者の公募を始めるとの事です。

経済安全保障推進法「特定重要技術」20の分野で絞り込みへ
2022年7月19日

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220719/k10013726161000.html

ここであげられている20の分野は以下のとおりです。

▽バイオ技術
▽医療・公衆衛生技術
▽人工知能・機械学習技術
▽先端コンピューティング技術
▽マイクロプロセッサ・半導体技術
▽データ科学・分析・蓄積・運用技術
▽先端エンジニアリング・製造技術
▽ロボット工学
▽量子情報科学
▽先端監視・測位・センサー技術
▽脳コンピューター・インターフェース技術
▽先端エネルギー・蓄エネルギー技術
▽高度情報通信・ネットワーク技術
▽サイバーセキュリティ技術
▽宇宙関連技術
▽海洋関連技術
▽輸送技術
▽極超音速
▽化学・生物・放射性物質及び核
▽先端材料科学。

政府は、これら20の分野の調査研究を進めたうえで、有識者も含めた会議などで対象を絞り込むことにしています。

優先的に支援する対象として決まった「特定重要技術」については、民間から研究者を公募したうえで、プロジェクトごとに官民の協議会を設置し、政府が予算措置を講じている基金から資金支援を受けることができます。

・・とのことです。民間から研究者を公募、というのは大学も含んでいるのでしょうか?民間企業や研究機関という事でしょうか?まだまだ分かりません。
今後の報道に注目します。

用件は以上です。

今後ともよろしくお願いいたします。

本当は色々水面下で動いておりますが、皆様方にご報告できるのはおそらくあと数か月かかるかと思います。

また末筆で大変恐縮で有り、本当は真っ先に書かねばならないのですが、ウクライナの国民に一日も早い平和と自由がもたらされますよう、ただただ祈るばかりです。

Україна назавжди вільна !

ウクライナは永遠に自由です!

代表

***私たちの仲間にようこそ!心より感謝申し上げます! 

2017年2月12日に活動開始しまして5年以上が経過しました。
大学署名累計4,607筆(前回7/15配信から1筆追加)、日本学術会議署名で累計5,411筆(前回7/15配信から1筆追加)のご署名がありました。

新規にご署名くださった方々、ありがとうございました。ともに戦ってまいりましょう。今年も増やしてまいります!

①「すべての大学は、防衛研究(軍事研究)の自由を保障してください」 
 
https://www.change.org/Daigaku_Bouei_Kenkyu

②「日本学術会議は防衛研究(軍事研究)禁止声明を撤廃、ガイドライン・倫理規定・審査規定の策定を中止し、全大学に防衛研究の自由を保証するよう勧告してください」
  
https://www.change.org/Gakujutsukaigi_Bouei_Kenkyu

自由と科学の会  防衛研究の自由を求めます!

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6/15緊急配信の日経新聞・中国への技術流出特集 & 自民党国防議連の提言「産官学・自衛隊連携研究」「第二学園都市」「国家安全保障先端技術研究所」提言  

ご署名くださった皆様。(大学、日本学術会議)
代表です。署名が最近大幅に増え、大学で4,600筆、日本学術会議で5,400筆を遂に突破し、順調に伸びております。感謝申し上げます。

また、先日告知しましたyoutube動画チャネルの新作第7弾動画も順調に再生数が伸びております。
さらに、特に告知はしませんでしたが第3弾動画の修正版もご視聴くださった方に、心より御礼申し上げます。

用件は2件です。

1件目。6/15に緊急配信しました、日本経済新聞による、日米欧からの先端技術の中国への流出についてです。

真っ先にお詫びしなければなりません。メール配信では当初21:54放送開始と告知してしまいましたが、正しくは20:54の誤りでした。
すぐに間違いに気づいて訂正しましたが、一部の方には21:54放送と伝わってしまったと思います。慌てていたとはいえ、申し訳ございませんでした。

中国の人民解放軍の関係者が、日米欧の大学や企業との学術連携に紛れ込んでいる実態がわかってきた。狙いは軍事転用が可能な「機微技術」だ。日本経済新聞が国際論文データベースを分析したところ、過去5年間で合計473件の先端分野の共同研究に軍関係者が加わっていた。民間研究を国防分野に積極的に取り入れる中国とどう向き合っていくのか、揺れるアカデミアの世界を追った。

https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/china-research-battle/

内容は言葉を失うものでした。日本ももちろんですが、むしろ米英加などの先進国から身分を偽った、中国人研究者による共同研究の手口です。
「西安人民解放軍火箭(ロケット)軍工程大学」を共著相手には「High Tech Institute of Xian」としか名乗らない実例
「日本の大学は対策が遅い原因の一つに、日本は軍事研究をしないということなので逆に自分の専門の軍事転用の可能性についての意識が低い」
等という内容です。

また告知しました6/15のBSテレ東・NIKKEI NEWS プラス9でも概要が放送されていました。

https://www.bs-tvtokyo.co.jp/plus9/

バックナンバーの動画は公開されておらず、残念です。
日本経済新聞の会員限定記事になりますが、どうか皆様ご覧になってください。

2件目。自民党国防議連が、官房長官と関係大臣へ「防衛生産力・技術力の強化についての提言」を提出しました。

同議連の事務局長である佐藤正久参議院議員のTwitterより引用します。

【防衛生産力・技術力の強化の提言を申入れ】
国防議連事務局長として、官房長官と関係大臣へ「産官学自一体となった防衛生産力・技術力の抜本的強化についての提言」を手交しました。防衛研究開発費の拡充、防衛生産力・技術力の戦略策定、産官学自連携の体制整備等について訴えました

また、同議員の投稿により内容が判明しています。

【産官学自(自衛隊)の連携を可能とする体制の整備】

(1)新たな学園都市の整備
 ・政府は産官学自の人材・技術・情報を集約して軍民の垣根なく研究開発を実行できるよう、新たな学園都市を整備すること
 ・日本学術会議の声明が示す通り、学術界は軍事研究を忌避してきた。産業界も「死の商人」というレッテル貼りを恐れている
 ・防衛分野の研究では自衛隊との連携は極めて重要であり、その意味で産官学自の連携を推進していくことが必要である
 ・まずは日本学術会議において防衛研究の意義に関して予断を排した議論を徹底的に行う必要がある
 ・学術界に任せるだけでなく、政府が前面に立って産官学自の連携を可能とする体制を整備していくことが重要である
 ・産官学自の人材が自由に集い防衛分野に関する必要な研究開発等を忌憚なく実施できる場所として第二の学園都市を整備するなどの政策が必要

(2)国家安全保障先端技術研究所(仮称)の創設
 ・政府は、産官学自の連携を前提とした研究機関として「国家安全保障先端技術研究所」(仮称)を創設すること。
 


 構想としては素晴らしいと思います。
 特に、大学で定年を迎えた教員や、今年末に雇い止めに遭う多くの非正規研究者の受け皿として、間に合うのであれば設立を急ぐべきだと思います。
 
 日本学術会議も大学も少しずつは変わっていますが、まだまだです。このままでは間に合いません。第二学園都市や、国家安全保障先端技術研究所には大いに期待したいところです。

用件は以上です。

本当は色々水面下で動いておりますが、皆様方にご報告できるのはおそらくあと数か月かかるかと思います。

また末筆で大変恐縮で有り、本当は真っ先に書かねばならないのですが、ウクライナの国民に一日も早い平和と自由がもたらされますよう、ただただ祈るばかりです。

Україна назавжди вільна !

ウクライナは永遠に自由です!

代表

***私たちの仲間にようこそ!心より感謝申し上げます! 

2017年2月12日に活動開始しまして5年以上が経過しました。
大学署名累計4,604筆(先月5/29配信から1筆追加)、日本学術会議署名で累計5,409筆(前々回6/11配信から1筆追加)のご署名がありました。

新規にご署名くださった方々、ありがとうございました。ともに戦ってまいりましょう。今年も増やしてまいります!

①「すべての大学は、防衛研究(軍事研究)の自由を保障してください」 
 
https://www.change.org/Daigaku_Bouei_Kenkyu

②「日本学術会議は防衛研究(軍事研究)禁止声明を撤廃、ガイドライン・倫理規定・審査規定の策定を中止し、全大学に防衛研究の自由を保証するよう勧告してください」
  
https://www.change.org/Gakujutsukaigi_Bouei_Kenkyu

自由と科学の会  防衛研究の自由を求めます!

ホームページ  http://liberty-and-science.org/

メール   info★liberty-and-science.org (★を@に変えてください)

YouTube自由と科学の会チャンネル  https://www.youtube.com/c/LibertyScienceChannel

Twitter  https://twitter.com/YesDefenseStudy

【重要】日本学術会議・声明「資金源により軍事目的か否かを区別する」を密かに撤回? & 改めて「軍事研究禁止は人権(学問の自由)侵害です!」 & 日本がAUKUS加盟を断念か? & 防衛装備品への民間の技術活用

ご署名くださった皆様。(大学、日本学術会議)

代表です。署名が最近大幅に増え、大学で4,600筆、日本学術会議で5,400筆に迫ろうとしています。感謝申し上げます。

ウクライナ情勢は、ウクライナ軍の反撃によりロシア海軍の巡洋艦モスクワが撃沈され、ウクライナ軍にとり大きな意味を持つ展開になりました。
フィンランド、スウェーデンのNATO加盟を巡りロシア軍が動きを見せており、また北朝鮮の7回目の核実験?に備えて日米艦隊が日本海で演習しています。
情勢は激動しております。用件は4件です。

1件目。重要です。日本学術会議が2017年の軍事研究禁止声明で明言した「研究資金源により軍事研究かそうでないか区別する。だから防衛装備庁は禁止」という方針をこっそり撤回したようです。

発端は今月14日、参議院に議論の場が移った経済安全保障法案について、私が自民党・有村治子議員が参議院内閣委員会で質問した内容について日本学術会議事務局長が答弁した内容を精読していて気づいたことです。内容は経済安全保障、日本学術会議のほか、デュアルユース、千人計画、経済安全保障重要技術育成プログラムなどです。

2022.4.14 参議院内閣委員会での、有村治子議員の質問より( 下記動画 0:24:20頃から)

https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?sid=6823

有村治子議員の質問に対する日本学術会議事務局長の回答

「科学技術そのものを潜在的な転用可能性に応じて評価することはもはや容易とは言えず、より広範な観点から研究者及び大学等研究機関がそれを適切に管理することが求められています。これは今年1月の日本学術会議・科学者委員会・学術体制分科会での議事録にあり、公式サイトで発表しています」

有村議員「それは日本学術会議の公式見解か?」
日本学術会議事務局長「分科会での議事録で、公式発表しています」

事実上、日本学術会議の公式見解だと、事務局長が認めたことになります。何気ない話ですが、重要です。

日本学術会議に該当する資料があります(2022.1.14日本学術会議 学術体制分科会資料)

https://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/gakutai/pdf/siryo2506-1.pdf

上記p.1をご覧ください。
「今日の科学技術、とりわけ先端技術、新興技術がもつ用途の多様性ないし両義性の問題がある。しかもそれらの分野では通常、基礎研究(Basic Research)と応用研究(Applied Research)を明確に分かつのは困難であり、仮に基礎研究と認められる場合であっても、研究者の意図しない用途への転用可能性を排除することはできない。したがって、科学技術そのものを潜在的な転用可能性に応じて評価することはもはや容易とは言えず、より広範な観点から研究者及び大学等研究機関がそれを適切に管理することが求められている」

この後で、唐突に研究インテグリティという文言を挟んでいます。この文言はある意味当たり前の話ではありますが、そもそも2017年の日本学術会議・軍事研究禁止声明に何が書いてあったか、もう一度見直してみましょう。

https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-23-s243.pdf

上記p.1をご覧ください。

「1950 年に「戦争を目的とする科学の研究は絶対にこれを行わない」旨の声明を、また 1967 年には同じ文言を含む「軍事目的のための科学研究を行わない声明」」「上記2つの声明を継承する。」
「防衛装備庁の「安全保障技術研究推進制度」(2015 年度発足)では、将来の装備開発につなげるという明確な目的に沿って公募・審査が行われ、外部の専門家でなく同庁内部の職員が研究中の進捗管理を行うなど、政府による研究への介入が著しく、問題が多い。」
「研究成果は、時に科学者の意図を離れて軍事目的に転用され、攻撃的な目的のためにも使用されうるため、まずは研究の入り口で研究資金の出所等に関する慎重な判断が求められる。」
「軍事的安全保障研究と見なされる可能性のある研究について、その適切性を目的、方法、応用の妥当性の観点から技術的・倫理的に審査する制度を設けるべきである。学協会等において、それぞれの学術分野の性格に応じて、ガイドライン等を設定することも求められる。」

あれほど、2017年声明で誇らしげに「研究の入り口、研究資金の出所での判断」「研究への審査制度を設けるべき」と力説しておきながら、今年1月の会議では「研究者の意図しない用途への転用可能性を排除することはできない。したがって、科学技術そのものを潜在的な転用可能性に応じて評価することはもはや容易とは言えない」とデュアルユースについて今更周知の事実である現状を追認し、勇ましい文言を消し、一種の敗北宣言をしています。「資金源で審査できる」と豪語していたことは一体何だったのか?

あれだけ、多くの大学の先生方の学問の自由を弾圧し研究を妨害してきた事は一体何だったのか?
経済安全保障問題、デュアルユース、中国の千人計画等の世論を受け、日本学術会議が何らかの方向修正をするだろうとは予想していましたが、こうも目の当たりにしますと、腹が立ちます。人権弾圧をしていたことからコソコソと逃げようという、卑劣かつ姑息な意図を感じます。

私のもとにはホームページで公開できない事例も含めて、多くの大学の先生方から、「日本学術会議声明によって大学から防衛装備庁研究に応募できない」「教職員には、他の件っ旧助成金に関する情報は回ってくるが、防衛装備庁研究についてだけは、情報すら与えられてこない」といった声を数多く見聞きしています。

教員先生方の声・被害事例(当会ホームページ)

教員先生方の声・被害事例

当会作成動画

2件目。1件目と関連しますが、改めて皆様方と確認したいと思います。

日本学術会議の軍事研究禁止声明などを受け、各大学が、教員の自由意思による防衛装備庁・安全保障技術研究推進制度に応募させないことは、日本の科学技術政策、防衛研究上な損失である以前に、日本国憲法で保障された「学問の自由」に対する重大な侵害です。人権侵害への救済措置が講じられなければなりません

「防衛研究禁止は人権侵害」であり、今後も改めて強調し、皆様方と闘っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

3件目。米英豪の安全保障枠組み”AUKUS”への参加を日本が打診されたとか、そのような事実はないとか、妙な報道が飛び交いました。

<独自>AUKUS参加、米英豪が日本に打診 極超音速兵器など技術力期待 2022/4/12 産経新聞
https://www.sankei.com/article/20220412-73VOZUMHBVKTFFHLLJHSZHUYQU/

日本にAUKUS参加打診せず 米報道官 2022年04月14日 時事通信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022041400231&g=int

真相は分かりませんが、実際に米英豪からAUKUSへの参加を打診され、しかし日本の学術界の酷さとの落差もあり、日本政府が断ったのかもしれません。あくまでも推測です。

4件目。防衛省は民間企業が持つ先端技術の防衛装備品への活用を加速化するため、新たに「認証制度」と「特区制度」を創設することを正式に発表しました。

防衛装備品に先端技術活用を加速 企業提案は数百件 2022/4/13 産経新聞
https://www.sankei.com/article/20220413-Y3CVUV2LSRLV3GBWJ4MTWKIHJ4/

詳細は上記記事をご覧ください。悲しいのは民間企業は良いとして、大学が悲惨な状況であることです。

用件は以上です。

最後に。冒頭で述べた、ウクライナ軍の反撃によりロシア海軍の巡洋艦モスクワが撃沈された一件は、ウクライナ軍が徹底的に標的の性能や弱点を探し出し、ドローンやミサイルを組み合わせた奇襲攻撃によるものの様です。日本でも侵略してきた外国に対しそのような反撃ができるか?考えたいと思います。

今回の配信は以上です。

また末筆で大変恐縮で有り、本当は真っ先に書かねばならないのですが、ウクライナの国民に一日も早い平和と自由がもたらされますよう、ただただ祈るばかりです。

Україна назавжди вільна !

ウクライナは永遠に自由です!

代表

***私たちの仲間にようこそ!心より感謝申し上げます! 

2017年2月12日に活動開始しまして5年以上が経過しました。
大学署名累計4,597筆(前々回3/31配信から5筆追加)、日本学術会議署名で累計5,390筆(前回4/10配信から3筆追加!)のご署名がありました。

新規にご署名くださった方々、ありがとうございました。ともに戦ってまいりましょう。今年も増やしてまいります!

内閣府・国民保護ポータルサイト
https://www.kokuminhogo.go.jp/

内閣府・国民保護マニュアル
https://www.kokuminhogo.go.jp/gaiyou/shiryou/hogo_manual.html

韓国・国家災害安全ポータル(日本語に機械翻訳してください。非常に参考になります)
https://m.safekorea.go.kr/idsiSFK/neo/sfk/cs/contents/prevent/SDIJKM5116_LIST.html?menuSeq=127

https://m.safekorea.go.kr/idsiSFK/neo/sfk/cs/contents/prevent/SDIJKM5106.html?menuSeq=786
スイス民間防衛(言わずと知れた民間防衛の名著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4562036672

東京防災 (kindleスマホアプリなら無料。災害だけでなくテロ・武力攻撃にも対処)
https://www.amazon.co.jp/dp/B01DJ6KDUS/

↑どうぞ、こちらの情報によく目を通していただき、ゲリラ攻撃、ミサイル攻撃や空襲などの事態から、少しでも身を守る行動の準備を始めて下さい。

署名活動も引き続き募集中!

①「すべての大学は、防衛研究(軍事研究)の自由を保障してください」  
http://chng.it/66tVw6rZ 又は https://www.change.org/Daigaku_Bouei_Kenkyu
②「日本学術会議は防衛研究(軍事研究)禁止声明を撤廃、ガイドライン・倫理規定・審査規定の策定を中止し、全大学に防衛研究の自由を保証するよう勧告してください」  
http://chng.it/cSJq7nbq 又は https://www.change.org/Gakujutsukaigi_Bouei_Kenkyu

自由と科学の会  防衛研究の自由を求めます!

ホームページ  http://liberty-and-science.org/

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