ご署名くださった皆様方。代表です。
台風14号が太平洋側に接近しており、被害が心配されます。
要件は。。。たくさんあります
日本学術会議の任命の問題、怒涛のように情報が飛び交い、フォローするのが大変です。この1週間キャッチした情報をダイジェストでお伝えします。
①政府・首相の、6名を任命しなかった理由については、疑問が残ります。しっかり説明をしていただきたいと思います。
②今後の政治の流れとしては、いよいよ学術会議に自民党が議論のPT:プログラムチームを発足するようです。
特に、安全保障に関する学術会議の問題点を議論するということは、歓迎したいと思います。
学術会議 自民が議論へ…形態・安保などが論点 来週にもチーム設置
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20201007-OYT1T50257/
自民党の下村政調会長は7日、日本学術会議のあり方を検討するプロジェクトチーム(PT)を来週中にも設置すると発表した。年内に政府への提言をとりまとめる方針だ。学術会議の組織のあり方や安全保障上の問題点を浮き彫りにし、野党の追及をかわす狙いがある。
(中略)
安全保障
▽海外との共同研究で最新技術が流出する懸念への対応
▽安全保障分野の研究・開発をタブー視することの是非
③一方、野党や反対派、マスコミ等は今回の件を防衛研究と絡めて来ています。要注意です。
「軍事研究に応じない会議へのいらだち背景に」 任命拒否された松宮孝明・立命館大教授
https://mainichi.jp/articles/20201009/k00/00m/010/180000c
(略)
記者:学術会議は17年、「軍事的安全保障研究に関する声明」を発表しました。研究者は軍事研究への関与に慎重であるべきだ、という趣旨でした。政治家の中には、その姿勢への批判があります。
松宮教授:大学の研究者が研究のために使える予算は減少しています。一方で、防衛省がらみの研究資金は増えている。そうした中で出された声明です。つまり政府は研究費を増やして軍事研究を促しているのに、学術会議、学者はなかなかこれに応じない。今回の人事介入の背景には、そうした政府のいらだちがあると思います。
良いニュースはまだあります
④ご存知の方も多いでしょう。防衛研究反対派による、2018年の北海道大学研究の不自然な「途中辞退」について致命的なスキャンダルが暴露されました。
https://jinf.jp/weekly/archives/32608
北海道大学のN名誉教授が暴露した情報では、学術会議の幹部が北大総長室に押しかけ圧力をかけ、M教授の船体流体抵抗に関する研究を途中放棄させられたとのことです。
twitterで大騒ぎになり、Yahoo!ニュースでは、それを引用した別の北大工学部教授のツイートが引用されていました。
⑤今朝10/10放送の日テレ「ウェークアップぷらす」にて、学術会議についての立憲民主党・柚木議員の「軍事研究禁止」声明に絡んで、安全保障技術研究推進制度について紹介されていました。録画はしておりますが、著作権の関係でお見せできないのが残念です。
https://ytv.co.jp/wakeup/
安全技術研究推進制度で研究している大阪市立大学Y教授の農薬検知の研究を紹介。
Y教授曰く「学問の自由は担保され、防衛装備庁から指図等はない」「この研究で多くの人の健康を守りたい」「今回の技術は、防衛的な技術になる可能性があるとは思っているが、人を傷つけるとは思っていない」
「民生利用・軍事利用の境目が薄れる中、”軍事研究”だけを排除できるのか?」というナレーションの後、
日本大学危機管理学部S教授出演。
S教授曰く、「現在これだけの科学技術が発達し軍事技術にいつでも応用可能」「そもそも軍事とは何なのかを幅広く研究・議論することが大事」「軍事=悪・反対というのはむしろ理工系から人文系まで言論を萎縮させてしまう」
もっともっと、このような冷静な報道をするマスコミが増えてほしいです
⑥ご承知の通り、政治家の方々、評論家の方々、そして大学教員の先生方からも多数、日本学術会議について批判的な主張をしています。
政治家では佐藤正久議員、長尾たかし議員、橋下徹氏など、たくさんいらっしゃいます。
⑦文系だけでなく、理工系の学会が緊急声明を出したと報じられましたが、実は工学部系は殆ど・全くありません。
理工系93学会が緊急声明 「任命拒否を憂慮」―学術会議問題
https://jiji.com/jc/article?k=2020100901129&g=soc
声明を出した”理工系”学会の一覧です
https://jps.or.jp/activities/statement/scj2010/sanka.php
そもそも工学系96団体からなる日本工学会は軍事研究禁止声明を無視してます。
https://twitter.com/YesDefenseStudy/status/1311430293430169602?s=20
⑧まとめ
今後の政府・自民党のPTによる議論に期待します。
しかし、政府にはきちんと説明してほしいです。
また、SNSでは過熱のあまり、デマと思われる情報も飛び交っています。事実に基づく「学問の自由」についての冷静な議論をしてほしいと切望します。
我々軍事研究容認派と、反対派などは「学問の自由」という視点でこの問題点を見ています。
しかし多くの方々は、河野大臣など政府の推し進めようとする税制・行政改革などの視点でしか見られないことを危惧します。もっと学問の自由について関心を持っていただきたいです。
また、ご多分に漏れずSNSと新聞、テレビでは論調が違います。ここをはき違えると話が噛み合いません。今後の課題です。
⑨最後に
今回の問題をきっかけに、当会ホームページにアクセスが急増し、また署名者様も増えました。ここに厚く御礼申し上げます。
闘いは本格化し、次のフェーズに移行しつつあります。皆様も心してください。今後ともよろしくお願いいたします。
代表
***私たちの仲間にようこそ!心より感謝申し上げます!
9月以降本日に至るまで、大学署名27筆(累計4,430筆)、日本学術会議署名で32筆(累計5,048筆)のご署名がありました。
特に、日本学術会議報道のあった10/1以降、大学署名で19筆、日本学術会議署名で23筆と急増しています。心より感謝いたします。
※途中辞退者(署名趣旨間違い、身バレ困る等の諸事情により申し出あった方々)を除く
今までも、大学関係者など(同姓同名もあるでしょうけれど)数多くのご署名をいただき、本当に感謝しております。
当方では皆様方のメールアドレスは管理しておりません。この一斉送信だけが皆様方との絆です。
ご意見などありましたら、お気軽にメールをください。
***2大署名を今後ともよろしくお願いいたします
①「すべての大学は、防衛研究(軍事研究)の自由を保障してください」
http://chng.it/66tVw6rZ
②「日本学術会議は防衛研究(軍事研究)禁止声明を撤廃、ガイドライン・倫理規定・審査規定の策定を中止し、全大学に防衛研究の自由を保証するよう勧告してください」
http://chng.it/cSJq7nbq
他の署名への署名・拡散のご協力もお願いいたします。
Twitter
https://mobile.twitter.com/YesDefenseStudy
自由と科学の会 防衛研究の自由を求めます!
http://liberty-and-science.org/
賛助会員募集中!Paypalで月々200円!どうかご支援を!
http://liberty-and-science.org/fund/
ご提言・情報・ご意見・アイデア・取材依頼などは、お気軽に下記のアドレスまでメールください。今後の運動の参考にさせていただく場合もございます。
特に大学関係者の方からのご意見や、安全保障技術研究推進制度にまつわる体験談などをお待ちしております。
メール info★liberty-and-science.org (★を@に変えてください)