③安全保障技術研究推進制度の研究成果など
「民生技術」と「軍事技術」という区別はできません。 技術の「民生利用」「軍事利用」という区別があるだけです。 また、技術は民生利用を大いにしてもらうことで、信頼性や低コスト化が図れて、軍事利用にもプラスになる。 これが現実です。
平成27-令和2年度において、論文発表181件、特許出願件数227件、口頭発表710件という、なかなかの質と量の研究実績を挙げ続けているのが安全保障技術研究推進制度です。
「人工血液と人工血小板 軍事医療からの転用」「軍の技術とか関係なく人を助けるために進歩が続くこと。これが日本でも当たり前になることを期待しています。(著者の言葉)」防衛医大・早稲田大・奈良県立医大の共同研究報告
またひとつ安全保障技術研究推進制度の成果が世に出ました。
次世代航空機エンジン用の遮熱材料だそうです(一般財団法人ファインセラミックスセンター 2019.7.1発表)
戦時中の「敵性英語追放」そっくりに、「軍事研究反対派」の人たちは「民生技術」と「軍事技術」を分けようと必死になっています。 インターネットやGPSどころか車の衝突防止システム、レトルトパックまで軍事技術由来です。
また一つ、安全保障技術研究推進制度の研究成果が発表されました。
「アルミニウムのナノ構造体で「色」を作る 半永久的に失われず塗料より軽い「メタマテリアル・カラー」
半導体を固体電池として利用する研究。東芝マテリアルが、防衛省の「安全保障技術研究推進制度」の研究を実用化。今後とも、民生利用の研究に期待します!
また一つ、安全保障技術研究推進制度の成果が世に出ました!
「従来比3倍となる窒化ガリウムトランジスタの高出力化」レーダーの観測範囲を約2.3倍に拡大、飛行場や豪雨予測など民生利用にも大いに期待できます。
続々と安全保障技術研究推進制度の研究成果が世に出ています。
離島との往来に便利な高速船ができるのではないでしょうか?
「ペンギンが高速に泳ぐ仕組みに倣った摩擦低減バブルコーティング」
安全保障技術研究推進制度のH29~令和4年度のテーマです。
直接他国兵器を殺傷する研究は見当たらず、基礎技術の研究ばかりです。民生応用できそうなものも多数です
https://www.mod.go.jp/atla/funding/koubo/r04/r04koubo_bessi1.pdf
https://www.mod.go.jp/atla/funding/koubo/r03/r03koubo_bessi1_v2.pdf
https://www.mod.go.jp/atla/funding/koubo/r02/r02koubo_bessi1r.pdf
https://www.mod.go.jp/atla/funding/koubo/r01/r01koubo2_bessi1.pdf
https://www.mod.go.jp/atla/funding/koubo/2019/2019koubo_bessi1.pdf
https://www.mod.go.jp/atla/funding/koubo/h30/h30koubo_bessi1.pdf
https://www.mod.go.jp/atla/funding/koubo/h29/h29koubo_bessi1.pdf
軍事研究禁止を打ち出した帯広畜産大学。
2008年に防衛装備庁と生物検知剤の研究をしていました。
工学系のテーマばかりの安全保障技術研究推進制度とは直接関係ないとはいえ、残念です。