久しぶりに更新します。業務多忙なため、活動が滞りがちで申し訳ありません。
5/21付の記事で75大学に防衛研究の自由を求める署名名簿とコメントを送付したことを書きました。その続報です。
報道等で防衛研究全面禁止をうたっている11の国公立大学(工学部を有する)に対し、署名名簿とコメントを読まれたのかという、お問い合わせのファックスを本日6/10に送りました。 11大学とは以下の通りです。
・北見工業大学 ・室蘭工業大学 ・秋田大学 ・千葉大学 ・信州大学 ・新潟大学 ・富山大学 ・高知工科大学 ・九州大学 ・長崎大学 ・琉球大学
また、その大学の一つである室蘭工業大学様より、署名簿が返送されてきました(写真は添え状と封筒)。
また、今回お送りしたファックスを以下に公開します。
これからも、自由を求めて運動は継続拡大していきますのでよろしくお願いいたします。
平成29年6月10日●●大学 学長(総長)様
防衛研究推進を求める自由市民の会
謹啓 梅雨の候ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
覚えておいででしょうか?私どもは、「防衛研究推進を求める自由市民の会」と申します。去る5月20日付で「すべての国公立大学は防衛研究(軍事研究)の自由を保障してください」という署名の賛同者の署名とコメントを送付させていただきました。
その後、学長(総長)様におかれましては、署名簿をご覧になられましたでしょうか?
繰り返しになりますが、私共は、一部大学による所属研究者への防衛研究の一律禁止について、これは研究者個々人の憲法で保障された「学問の自由」に対する侵害ではないかという憤りをもって、有志により立ち上げられました。つまり、防衛研究に反対する人は反対すればよい、賛成する人は防衛装備庁の安全保障技術研究推進制度に応募すればよい。大学が勝手な判断で一律に禁止するのはおかしいだろうというのが私共の趣旨です。
私共の主張としては、安全保障技術研究推進制度への応募については研究者の自由意思に任せていただきたいと思っております。
貴学が、安全保障技術研究推進制度への応募については一切許可しない方針であることは報道等で存じ上げております。誠に残念と言わざるを得ません。
名簿を送らせていただいた後も署名は増え続け、6月9日にはちょうど3500名に達しました。今後も活動は継続してまいります。
今後、教授や研究者の皆様方と民主的な話し合いをされ、多くの皆様方のお声に耳を傾けられ、方針転換されることを切に望みます。
貴学のますますのご活躍をお祈りいたしまして、ご挨拶とさせていただきます。
謹白