6/15緊急配信の日経新聞・中国への技術流出特集 & 自民党国防議連の提言「産官学・自衛隊連携研究」「第二学園都市」「国家安全保障先端技術研究所」提言  

ご署名くださった皆様。(大学、日本学術会議)
代表です。署名が最近大幅に増え、大学で4,600筆、日本学術会議で5,400筆を遂に突破し、順調に伸びております。感謝申し上げます。

また、先日告知しましたyoutube動画チャネルの新作第7弾動画も順調に再生数が伸びております。
さらに、特に告知はしませんでしたが第3弾動画の修正版もご視聴くださった方に、心より御礼申し上げます。

用件は2件です。

1件目。6/15に緊急配信しました、日本経済新聞による、日米欧からの先端技術の中国への流出についてです。

真っ先にお詫びしなければなりません。メール配信では当初21:54放送開始と告知してしまいましたが、正しくは20:54の誤りでした。
すぐに間違いに気づいて訂正しましたが、一部の方には21:54放送と伝わってしまったと思います。慌てていたとはいえ、申し訳ございませんでした。

中国の人民解放軍の関係者が、日米欧の大学や企業との学術連携に紛れ込んでいる実態がわかってきた。狙いは軍事転用が可能な「機微技術」だ。日本経済新聞が国際論文データベースを分析したところ、過去5年間で合計473件の先端分野の共同研究に軍関係者が加わっていた。民間研究を国防分野に積極的に取り入れる中国とどう向き合っていくのか、揺れるアカデミアの世界を追った。

https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/china-research-battle/

内容は言葉を失うものでした。日本ももちろんですが、むしろ米英加などの先進国から身分を偽った、中国人研究者による共同研究の手口です。
「西安人民解放軍火箭(ロケット)軍工程大学」を共著相手には「High Tech Institute of Xian」としか名乗らない実例
「日本の大学は対策が遅い原因の一つに、日本は軍事研究をしないということなので逆に自分の専門の軍事転用の可能性についての意識が低い」
等という内容です。

また告知しました6/15のBSテレ東・NIKKEI NEWS プラス9でも概要が放送されていました。

https://www.bs-tvtokyo.co.jp/plus9/

バックナンバーの動画は公開されておらず、残念です。
日本経済新聞の会員限定記事になりますが、どうか皆様ご覧になってください。

2件目。自民党国防議連が、官房長官と関係大臣へ「防衛生産力・技術力の強化についての提言」を提出しました。

同議連の事務局長である佐藤正久参議院議員のTwitterより引用します。

【防衛生産力・技術力の強化の提言を申入れ】
国防議連事務局長として、官房長官と関係大臣へ「産官学自一体となった防衛生産力・技術力の抜本的強化についての提言」を手交しました。防衛研究開発費の拡充、防衛生産力・技術力の戦略策定、産官学自連携の体制整備等について訴えました

また、同議員の投稿により内容が判明しています。

【産官学自(自衛隊)の連携を可能とする体制の整備】

(1)新たな学園都市の整備
 ・政府は産官学自の人材・技術・情報を集約して軍民の垣根なく研究開発を実行できるよう、新たな学園都市を整備すること
 ・日本学術会議の声明が示す通り、学術界は軍事研究を忌避してきた。産業界も「死の商人」というレッテル貼りを恐れている
 ・防衛分野の研究では自衛隊との連携は極めて重要であり、その意味で産官学自の連携を推進していくことが必要である
 ・まずは日本学術会議において防衛研究の意義に関して予断を排した議論を徹底的に行う必要がある
 ・学術界に任せるだけでなく、政府が前面に立って産官学自の連携を可能とする体制を整備していくことが重要である
 ・産官学自の人材が自由に集い防衛分野に関する必要な研究開発等を忌憚なく実施できる場所として第二の学園都市を整備するなどの政策が必要

(2)国家安全保障先端技術研究所(仮称)の創設
 ・政府は、産官学自の連携を前提とした研究機関として「国家安全保障先端技術研究所」(仮称)を創設すること。
 


 構想としては素晴らしいと思います。
 特に、大学で定年を迎えた教員や、今年末に雇い止めに遭う多くの非正規研究者の受け皿として、間に合うのであれば設立を急ぐべきだと思います。
 
 日本学術会議も大学も少しずつは変わっていますが、まだまだです。このままでは間に合いません。第二学園都市や、国家安全保障先端技術研究所には大いに期待したいところです。

用件は以上です。

本当は色々水面下で動いておりますが、皆様方にご報告できるのはおそらくあと数か月かかるかと思います。

また末筆で大変恐縮で有り、本当は真っ先に書かねばならないのですが、ウクライナの国民に一日も早い平和と自由がもたらされますよう、ただただ祈るばかりです。

Україна назавжди вільна !

ウクライナは永遠に自由です!

代表

***私たちの仲間にようこそ!心より感謝申し上げます! 

2017年2月12日に活動開始しまして5年以上が経過しました。
大学署名累計4,604筆(先月5/29配信から1筆追加)、日本学術会議署名で累計5,409筆(前々回6/11配信から1筆追加)のご署名がありました。

新規にご署名くださった方々、ありがとうございました。ともに戦ってまいりましょう。今年も増やしてまいります!

①「すべての大学は、防衛研究(軍事研究)の自由を保障してください」 
 
https://www.change.org/Daigaku_Bouei_Kenkyu

②「日本学術会議は防衛研究(軍事研究)禁止声明を撤廃、ガイドライン・倫理規定・審査規定の策定を中止し、全大学に防衛研究の自由を保証するよう勧告してください」
  
https://www.change.org/Gakujutsukaigi_Bouei_Kenkyu

自由と科学の会  防衛研究の自由を求めます!

ホームページ  http://liberty-and-science.org/

メール   info★liberty-and-science.org (★を@に変えてください)

YouTube自由と科学の会チャンネル  https://www.youtube.com/c/LibertyScienceChannel

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