ご署名くださった皆様(大学、日本学術会議)、代表です。用件は2件です。(実は2件目が超重要です)
1件目。日本学術会議法改正案の先送りに関して、梶田会長の不可思議なメッセージが公開されました。
https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/message230427.pdf
>しかし、政府はこれを機に、今の政府案に加え、「学術会議自ら主張している 5要件を満たし、学術会議がその独立性の参考とする主要先進国 G7参加国並みの制度・体制等を持った特殊法人などの民間法人とする案」も検討の対象とすると表明しています。
>日本の学術を今後も発展させるために、そして、社会に貢献するという学術の役割を発揮するために、学術界と政府との間の信頼関係を回復することが今こそ求められています
※ ちなみに、役割を果たす上で満たすべき 5つの要件は具体的に、①学術的に国を代表する機関としての地位、②そのための公的 資格の付与、③国家財政支出による安定した財政基盤、④活動面での政府からの独 立、⑤会員選考における自主性・独立性、があること、です。
今後の日本学術会議の焼け太りを狙った意図が感じられ、今後も要注意です。
2件目。こちらが本題です。
日本学術会議内部の会員の在り方を巡る議論の内部文書で、外国人会員を入れるべきだという意見が多数出ていたことが分かりました。
https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/yusikisha/20150514/siryo1-2_2.pdf
↑1~2枚目。p50~51
内容は戦慄すべきものでした。
>現在の制度で最も問題なのは、外国人を会員にできない事だと思う
>外国人会員がいないと、海外に出たときの信頼性が下がる
>殆どの国で外国人会員が入っているが、日本はゼロである。(中略)これからの方向性として外国人会員も入れていくのか、そのあたりも論点になってくると思う
>(外国人会員は国家公務員なので難しい)公務員は国家意思の形成に関与する、ということなので、逆に国家意思の形成に関与しなければ外国人であっても国家公務員になれる可能性もあるのではないか
>国家公務員なので難しいとの説明であったが、それならば何か仕組みを考えて方がいいのではないか
皆様どう思われたでしょうか?
外国人を入れるべきという議論が、2015年にされていたのです。どうしても入れたいのならば、せめて、外為法のホワイト国に限定すべきでしょう。
2015年時点で日本学術会議が中国人やロシア人を会員に推薦しても、それこそ当時の安倍元総理大臣が任命拒否しなければ止める術は存在しませんでした。
日本国籍を有しない外国人が日本国の科学技術行政に影響力を持つ国家機関たる日本学術会議の会員になれないのは当然です。確かに諸外国では外国籍の会員を有するアカデミーもありますが、調べた限り民間団体です。日本学術会議は国家機関でありながら、外国人を入れてみたい、などと戯言を言っていたのです。そんなに外国人を入れたいのなら、潔く民間団体になればよいのです。
日本学術会議の呆れた実態が、また一つ暴露された格好です。
https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-25-s187-k.pdf
13年ぶりの勧告でありながら、たった4行という珍無類な日本学術会議勧告。それを全会一致で出したという醜態ぶり。
またやたらと学問の自由侵害と言いながら、先日発生した日本の大学に留学していた香港人留学生の身柄拘束事件にもダンマリの日本学術会議。
日本留学中に「香港独立」に関する書き込み、香港の女子大学生を逮捕…国安法初の域外適用 2023/04/22
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230422-OYT1T50033/
また、日本学術会議は科学技術が悪用されたオウム真理教事件にもダンマリ、破防法制定にも反対、北大教授中国拘束事件にも、悪魔の詩訳者(筑波大学助教授)殺害事件にもダンマリでした。日本学術会議は自分たちの都合の良い時だけ声を出す、無能で迷惑な集団です。こんな集団に権力を与えてはなりません。
http://liberty-and-science.org/archives/2656
長くなりましたが、用件は以上でございます。
追伸:どこで拡散されたのか存じ上げませんが、4/22から日本学術会議で急に署名者が続出しました。実に88筆です。拡散してくださった方々、ご署名してくださった方々に感謝申し上げます。
末筆で大変恐縮で有り、本当は真っ先に書かねばならないのですが、ウクライナの国民に一日も早い平和と自由がもたらされますよう、ただただ祈るばかりです。
Україна назавжди вільна !
ウクライナは永遠に自由です!
代表
***私たちの仲間にようこそ!心より感謝申し上げます!
2017年2月12日に活動開始いたしまして6年余りが経過致します。
大学署名累計4,715筆(前回4/22配信から1筆追加)、日本学術会議署名で累計5,559筆(前回4/15配信から88筆!! 追加)のご署名がありました。
新規にご署名くださった方々、ありがとうございました。ともに闘ってまいりましょう。今後も増やしてまいります!
①「すべての大学は、防衛研究(軍事研究)の自由を保障してください」
https://www.change.org/Daigaku_Bouei_Kenkyu
②「日本学術会議は防衛研究(軍事研究)禁止声明を撤廃、ガイドライン・倫理規定・審査規定の策定を中止し、全大学に防衛研究の自由を保証するよう勧告してください」
https://www.change.org/Gakujutsukaigi_Bouei_Kenkyu
自由と科学の会 防衛研究の自由を求めます!
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